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LNT「焼き芋」ワークショップを開催しました。

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食欲の秋、行楽の秋!学長の松本です。

焼き芋をとおして、Leave No Trace(リーブノートレース)のテクニックを学ぶ、ワークショップを行いました。



 滋賀文教短期大学は、【指導】【安全】【環境】を柱とした体験活動の指導者養成プログラムを展開しており、そのうちの【環境】として、リーブノートレースの教育を活用しています。

 リーブノートレースとは、環境に与えるインパクトを最小限にして、アウトドアを楽しむための環境倫理プログラムで、すべてのテクニックが、7つのが原則を基にしており、誰にでもわかりやすく、楽しく実践することができます。本学は日本の大学で初めての登録団体です。

 今回は、本学と他大学の学生による、「LNT原則5 最小限のたき火の影響」を中心にしたワークショップです。学外に遠征し、楽しく学びながら、「焼き芋」をしました。

 まずは、焚き火の準備。バーベキュー利用可能区域ですが、直火は禁止なので、焚き火台を使用します。「LNT原則5 最小限のたき火の影響」で学んだテクニックに沿って、焚き火シートを敷いて自然へのダメージを最小限にします。薪は落ちている枝を集めて使いました。(着火後は、購入した薪も使用しました。)


 着火に苦労しましたが、思考錯誤、ディスカッションを繰り返しながら、ようやく焚き火が開始。「LNT原則1 事前の計画と準備」に沿って、事前に食料を食べる分だけ準備しています。余分なゴミを出さないように工夫してるので、「LNT原則3 ゴミの適切な処理」にもつながっています。

 ジップロックに入れて事前に準備。余計なゴミが出ません。

 焼き芋の他にも、焼きリンゴ、ウインナー、マシュマロ、ドーナツなどを投入。
  

 焼き芋も上出来です。

 最後は、片づけです。白い灰になるまで燃やし切り、完全に消化させます。そして、「LNT原則4 見たものはそのままに」に沿って、可能な限り元の自然状態に戻して帰ります。
 

 今回学んだ学生たちからは、「またやりたい」「違うアウトドアがしたい」との声をいただきました。リーブノートレースの7原則は、ルールではなく原則です。7原則を知り、可能な範囲で実践することで、今回のような質の高いアウトドア体験ができます。

 きっと保育や教育の現場においても、役立てることができるでしょう。


【Leave No Trace 7原則】
 原則1 事前の計画と準備
 原則2 影響の少ない場所での活動
 原則3 ゴミの適切な処理
 原則4 見たものはそのままに
 原則5 最小限のたき火の影響
 原則6 野生動物の尊重
 原則7 他のビジターへの配慮