【湖国カルチャーセンター】近代文学へようこそ①
公開講座
こんにちは。湖国カルチャーセンター事務局の塚本です。
湖国カルチャーセンターでは例年、文学、水彩画、書道をテーマに大学開放講座を開講しており、地域の方に受講いただいています。
令和6年8月4日(日)13時30分より滋賀文教短期大学にて「近代文学へようこそ①~芥川龍之介『羅生門』を読む~」を開催しました。
講師は滋賀文教短期大学で「近現代文学講読Ⅰ」などを担当されている、細田あかね先生です。
日本近代文学の研究が専門分野です。
研究的に文学作品を読むことに関心を持ってもらいたいとの思いから、
[大学で「文学」を学ぶことってどういうこと?]
[趣味の読書や高校までの国語とはどう違うの?]
これらをわかりやすく楽しく伝える講演にしたいと話しておられた細田先生。
高校生や一般の方にお集まりいただき、芥川龍之介の『羅生門』を読み進めました。
高校の現代文の授業で学ぶ方も多い、有名な作品『羅生門』。
視点となっている人物は「下人」ですが、今回は物語の「語り手」に注目しました。
「語り手」は誰なのか。どんな人物なのか。
受講生にも意見を伺いながら「語り手」について、また、研究的に文学を読むための基本的な意識について解説されました。
*受講生の方の感想(アンケートより抜粋)
・語り手に注目するという読み方も今後はしていきたい。今日はすごく楽しかったです。
・新たな見方を知ることができ、興味深かったです。
・とても面白かったです。この切り口でこられると思っていなかったので少し驚きました。
・語り手に注目して読んで「作者」の存在がこれまでの印象とは全く違うものになりました。
・今後、読書をするのが、一層楽しくなりそうです。
・とってもよかったです!楽しい時間でした。細田先生の文学への思いが伝わってきました。
お越しいただきました皆様、ありがとうございました。
細田先生は今年度の大学開放講座にて「近代文学の世界へようこそ②~芥川龍之介「舞踏会」を読む~」を10月15日(火)、10月29日(火)、11月12日(火)の全3回、連続講座として開催されます。
「近代文学の世界へようこそ②」(舞踏会)は現時点で定員に余裕がありますので、10月8日(火)までお申込みを受け付けています。
大学開放講座「近代文学の世界へようこそ②」の講座の詳細やお申込み、また、他の講座の詳しい内容はこちらよりご覧ください。
https://www.s-bunkyo.ac.jp/open_lecture/lecture