ゼミフィールドワーク(源氏ゼミ)to 京都府宇治市
国文学科
学生は、げんざい夏休み中!その期間を利用して、源氏ゼミでは、有志学生とともに京都へ日帰りフィールドワークへ行ってきました。
宇治は、光源氏死後の物語「宇治十帖」の舞台であり、六歌仙のひとり喜撰法師が詠んだ「わがいほは、都のたつみ、鹿ぞ棲む。『世をうぢ山』と、人は言ふなり」(『古今和歌集』巻18,雑歌下、982)とある、平安貴族たちの別荘地でもありました。
集合場所は、いつもの宇治川西岸「紫式部像」前!あまりの暑さに、宇治抹茶ソフトクリームを早速(笑)
その後、十円玉でもおなじみの平等院鳳凰堂を裏からチラ見し、宇治川に浮かぶ小島へ。宇治川では、鵜飼が行われていて、野生のウミウと人工ふ化したウミウが飼育されています。
次に、日本一古い社殿建築で、平安時代の建築(寝殿造り)の様子が分かる「宇治上神社」へ。階(きざはし)、簀子(すのこ)、廂(ひさし)、母屋(もや)、几帳(きちょう)、蔀(しとみ)、格子(こうし)など直接目で確認することができました。
最後に、『源氏物語』の世界を学べる「源氏物語ミュージアム」へ。
今回の目玉は、何といっても「お歯黒」の実物とその匂いを体験できること。材料は、鉄漿水(かねみず:酢酸第一鉄)と五子粉(ふしこ:タンニン酸)なので、少し酸味のある鼻をつく匂いでした。
宇治には、現在放映中の大河ドラマ「光る君へ」の展示「大河ドラマ館」もあり、平安時代の文化について、紫式部について学ぶことができます!