文教SMILEブログ

ブログ

【生涯学習講座のご報告】高校生・大人のための 絵本を楽しむ講座

公開講座
 こんにちは、国文学科 平井です。

 12月17日(日)の午後、「高校生・大人のための 絵本を楽しむ講座」を開講しました。
絵本というと、子どもの読むものというイメージがあるのですが、絵本は赤ちゃんから大人まで楽しめるものです。そこで、今回は、高校生から大人まで、自分が絵本を楽しみましょう、という講座を企画しました。高校生でも参加しやすいように、会場には、JR米原駅に直結する米原市役所の会議室をお借りしました。

     


 プログラムは、絵本専門士の朝日仁美さんによるお話とSDGsをテーマとしたブックトーク、長浜市の園・学校を中心に読書ボランティアをされている西前智子さん、中村やよいさんによる「おはなし会」、そして、200冊以上の絵本を並べた「絵の本ひろば」の開催でした。
 準備には、本学の学生で認定絵本士の資格を取得した学生、また、現在受講中の学生もボランティアとして参加してくれました。


     




     


 朝日仁美さんは、本学で養成講座を開講している「認定絵本士」より、より専門的な資格である「絵本専門士」として活動をなさっており、絵本を用いて、SDGsをより身近な事柄とするための活動もなさっておられます。そこで、最初に「絵本専門士」についてのお話をしていただき、その後、SDGsをテーマとして、大人のためのブックトークをしていただきました。また朝日さんにお薦めいただいたSDGsに関する本の展示も行いました。


     



     
 

 本学の「認定絵本士養成講座」の授業にゲストスピーカーとして来てくださっている、西前智子さんと中村やよいさんには、読み聞かせ、紙芝居、パネルシアター、エプロンシアターそのほか様々なプログラムをしていただき、とても楽しい時間を過ごすことができました。プログラムの最後には、本学の学生も参加させていただきました。
  

     



     



     


 このようなプログラムとともに、プログラムの始まる前の午後1時から、終わった後も午後5時近くまで、長浜市立図書館からお借りした200冊以上の絵本を面展台において、手にとってみられるようにした、「絵の本ひろば」を開催しました。
 午後1時を過ぎたころから、早めに来られた参加者が絵本を見てくださり、終了後も予定の4時半を過ぎても絵本を手に取ってみておられる方がいらっしゃいました。また、通りがかりの子どもづれのご家族も見ていってくださいました。


     






 この講座には、読書離れが問題となっている高校生が絵本を楽しむことで、改めて本の魅力を感じてほしいという意図も込めていました。残念ながら高校生の参加は少なかったのですが、参加してくださった皆さんには、絵本をたっぷりと楽しんでもらえて、SDGsへの理解も深めることのできた講座であったのではないかと思います。

 参加者の皆さんのご感想
 ・SDGs難しいとイメージしていたのが、身近になりました。
 ・SDGsの絵本大変参考になりました。
 ・絵本専門士のお話が聞けてよかったです。SDGsのお話を周りの人にも伝えたいと思いました。
 ・「おはなし会」はとても楽しかったです。多彩なプログラムで時間があっという間にすぎました。
 ・読み聞かせ、エプロンシアター楽しかったです。
 ・読み聞かせを聞く機会をいただいてよかったです。
 ・様々な絵本があることを知り、改めて文化財のすばらしさを知る機会となりました。
 ・絵本のことをもっと知りたくなりました。
 など、この会を楽しんでくださったご様子の感想をたくさんいただきました。
 参加者してくださった方をはじめ、この会の開催に関わってくださったすべての皆さん、ありがとうございました。