文教SMILEブログ

ブログ

【国文学科4】基礎力プログラムⅢ、「桐畑太夫」調査チームフィールドワーク報告

国文学科
国文学科の有山です。
                 
今回の国文学科2年生の「基礎力プログラムⅢ」では、3つのグループのうち、「桐畑太夫」に焦点を絞って調査しているグループの様子について紹介します。

今回のフィールドワークは2回目。「桐畑太夫」グループは、調査の焦点を絞り、今回は余呉町川並在住の「桐畑」さんにお話を伺うことにしました。

桐畑さんにお話を伺ったのは、川並にある公民館です。公民館の入り口では、まさに天女と「桐畑太夫」の別れのシーンを描いた絵が、学生たちを出迎えてくれました。

 


桐畑さんは、学生たちのリクエストに答えて、貴重な巻物のレプリカを持ってきてくださいました。

 

どの資料も、桐畑太夫の由来を知る貴重なものです。学生たちは、巻物を広げたり、他の資料と読み比べたりしながら、盛んに桐畑さんに質問を重ねていきます。

一見読みにくい崩字の解読には、国文学科での講義が役に立っていたようです。

 

質問は次から次へと飛び出し、気がつけばすでに1時間半が経過していました。

地図と睨めっこしながら質問を重ねていた学生たちに、桐畑さんが「実際に歩いた方がよくわかるだろう」と提案してくださり、周辺の縁の場所を歩いてみることに。桐畑さんの解説付きの贅沢なフィールドワークのスタートです。

 

お天気も良く、気持ちの良い散策となりました。いろいろ質問しながらフィールドワークを行うことができ、学生たちにとっても実りの多い時間になったようです。こうした豊かな時間を体験できることも、この「基礎力プログラム」という講義の魅力の一つです。

 


桐畑さん、たくさんお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

いよいよ春学期の講義も後半戦。学生たちは、調べたことのまとめに入っていきます。