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びわ湖東北部地域生涯学習講座(教養コース) 市民教養講座の動画を公開しました。 

公開講座
2022年9月24日(土)に、本学のあすなろホールで、びわ湖東北部地域生涯学習講座(教養コース)の市民教養講座を開催しました。


「避密ツーリズム」への招待
テーマ:「避密ツーリズム」という「コロナ禍」の新たな観光類型を紹介します。
講 師: 滋賀文教短期大学 国文学科 講師 河村悟郎 



河村先生は、これまで文化人類学的な視点から観光研究を行い、特に「コロナ禍の観光」に関心を抱いてきたそうです。
本講座では、「コロナ禍」で生まれた新たな観光類型として、河村先生が2022年3月に発表した論文で提案している「避密ツーリズム」という概念を挙げ、「コロナ禍」によって日本の観光がどのように変化したのかについて分かりやすく説明していただきました。


参加者の方々は旅行好きの方が多く、質疑応答やアンケートでは「コロナ前」や「コロナ禍」における皆様の観光経験をたくさん共有していただき、「実際にコロナ禍の観光を経験された方の率直な意見は、今後の観光動向を研究していく上で大変参考になる」と河村先生は仰っていました。
やはり「オンラインではなく現地に赴いて観光したい」という意見が多く、早く自由に観光できる日々が帰ってくるといいですね。


源氏物語石山寺起筆伝説〈紫式部の硯〉
テーマ: 紫式部が、滋賀県の石山寺で物語を思いついたという伝説に迫ります。
講 師: 滋賀文教短期大学 国文学科 准教授 池田大輔



池田先生は、『源氏物語』を中心とした「ことばと五感」を大切にしている日本古典文学研究者です。
本講座では、滋賀県とゆかりが深い石山寺と源氏物語の関係について、2本立てで構成された講演で、分かりやすく石山寺・紫式部・源氏物語の関係について解説していただきました。
第1部は、「紫式部が石山寺で源氏物語を着想した」という伝説の真実と流布について、
第2部は、「石山寺に伝わる紫式部の硯」についての解説と、その絵画化についての話でした。



紫式部と石山寺をモチーフにした絵画は多くありますが、意外に石山寺伝来の硯が描かれているものは殆どありません。
講演には、9割の方が石山寺へ行ったことがあり、2体の紫式部像も知っていましたが、その硯まで鑑賞していた方はいなかったようで、改めて石山寺へ行く愉しみが出来たのではないでしょうか。


当日の模様を収録した動画を限定公開しています。
視聴をご希望の方は、事前のお申し込みが必要です。
視聴申込期間 2022年10月8日(土)~2022年11月8日(火)
       ※視聴可能期間は2023年2月末まで
お申し込みはこちら
動画に関するお問い合わせは
聖泉大学 地域連携交流センター 
TEL: 0749-43-7523
renkei@seisen.ac.jp