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【国文学科20】基礎力プログラムⅣ 学習成果発表会

国文学科
こんにちは。
国文学科教員の細田です。

国文学科「基礎力プログラムⅣ」(2年生・秋学期)の学習成果発表会を、12月23日(木)に開催しました。

「基礎力プログラムⅣ」は、長浜市余呉町の地域資源に注目し、地域の魅力を再発見する「基礎力プログラムⅢ」に連続する授業です。

→「基礎力プログラムⅢ」の概要は、こちらの記事【国文学科2】をご覧ください。

「基礎力プログラムⅣ」(秋学期)では、「基礎力プログラムⅢ」(春学期)からの接続のタイミングで、グループでの活動から、個人の関心に基づいて設定した個別テーマの探究へと移行しました。
授業内容の移行に伴い、「基礎力プログラムⅣ」の授業の目標を、①個の探究を深めることと、②探究の結果について、個人として分かりやすく他者に伝えることの2つに設定しました。

「基礎力プログラムⅣ」の最終回に行った学習成果発表会では、5人の代表者が以下のテーマでプレゼンテーションを行いました。
「余呉の雪」
「余呉の観光」
「嶺北・嶺南方言と余呉の方言の繋がり」
「余呉湖の特徴を観光に活かすには」
「余呉の夜泣石伝説の特徴とその影響」

各自が準備した発表レジュメやスライドを用いて、発表しました。
当日の発表の様子です。

   

発表者は、国文学科で培った思考力や表現力を発揮して、自身の探究の内容を、しっかりと発表することができていました。

発表の後は、質疑応答。
会場からは多くの質問が出され、活発な意見交換がなされました。

成果発表会には余呉地域づくり協議会や池原自治会といった地域の方々にもご出席頂いており、一つひとつの発表に対し、地域からの貴重なご意見を聞かせて頂くことができました。

「56豪雪」の対策本部にいらっしゃった際の体験談をはじめ、余呉の観光についての現在の具体的な取り組み、余呉と越前との歴史的なつながりや交流、余呉川の洪水の歴史、余呉湖の水質の問題、この地に民話が豊富であることの様々な条件について、などなど。
発表に関連して、地域が抱える課題とその対策の実際について、そして、いくつかの問題を抱えつつかけがえのないこの地域の魅力について、生きた声として、お話をして頂きました。

  

学生たちは、「基礎力プログラムⅢ」「基礎力プログラムⅣ」と一年間を通して、各々の視点で余呉をテーマとして学んできました。
だからこそ、発表会での地域の方々のお話は胸に響き、学生たちのより深い理解へと結びついていったように思います。

成果発表会を終え、2年生はこの春の卒業を控えています。
これから社会に出て、それぞれの地域の中で生きていく学生たち。
この授業での様々な学びが、未来への糧となることを願っています。

この場をお借りして、ご出席くださいました余呉地域づくり協議会と池原自治会の方々に、心より感謝申し上げます。