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【生涯学習講座のご報告】「絵本をひらいて、心をひらいて 想像してみよう!」を開催し ました。

公開講座
滋賀県在住の絵本作家 近藤薫美子さんの講演会を、10月30日(土)、長浜市のさざなみタウン「ながはま文化福祉プラザ長浜まちづくりセンター多目的ホール」で開催しました。

 

さざなみタウンは、「長浜まちづくりセンター」「長浜市立長浜図書館」「長浜市地域福祉センター」「ながはま市民協働センター」の複合からなる【ながはま文化福祉プラザ】と、「長浜商工会議所」や「長浜ビジネスサポート協議会」などが開設している【長浜商工会議所・長浜ビジネスサポートセンター】の2つの建物からなり、人・文化・産業を創造する知の拠点として2019年12月にオープンしました。

 さざなみタウンについて

講師の近藤薫美子さんは、代表作『のにっき-野日記-』をはじめとして、多くの絵本を出版されています。その多くは、虫や動物を主人公として、詳細な観察をもとに、自然界における厳しい生と死をまっすぐに見つめて描かれたものです。そして、そうでありながら、細かく書き込まれた絵本はどれもユーモアにあふれ、読者を楽しませてくれます。

 

講演会の開催にあわせて、長浜図書館では近藤さんの絵本コーナーが設置されました。
開催前からご利用の方が多かったとのことで、人気の高さがうかがえました。

 

講演会は、びわ湖東北部地域連携協議会主催の生涯学習講座の一つとして開かれたもので、「絵本をひらいて、心をひらいて 想像してみよう!」という演題で、1時間半にわたって近藤さんのお話をお聞きすることができました。

 

今回の講演では、『のにっき-野日記-』で一匹のイタチが死んでからその形がなくなる様を描くのに、どのように小動物の観察をしたかということをはじめ、最新作の『かなしみのぼうけん』に至る様々な作品について、何を思い、どのように創られてきたかということを絵本で示しながら語ってくださいました。絵本同様、厳しく深い内容でありながら、楽しくユーモアにあふれたお話でした。

 

あっという間の1時間半で、聞いておられる方々の楽しそうなお顔が印象的な講演会でした。受講してくださった方からも「楽しい中に人生、命についての真剣な姿と向かい合う文学の力を知りました」「とてもいい時間でした」「生きてゆくのが楽しみになりました」などの感想をたくさんいただきました。

 

講演会の終了後の著作の販売とサイン会にも多くの方が、集まってくださいました。受講してくださいました皆様、どうもありがとうございました。

  

近藤薫美子さんは、来年度から本学で授業として開講される認定絵本士養成講座にもゲストスピーカーとしてお越しいただくことになっています。学生の皆さんにも聞いてもらえるのを楽しみにしています。