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【国文学科15】ゼミフィールドワーク

国文学科
こんにちは。国文学科教員の池田です。
本格的な冬の訪れに、教室の窓から見える伊吹山は、うっすら雪化粧。

フィールドワークは、それまでに得た知識をもとに実見し、確認する作業です。
今回は、滋賀県大津市にある石山寺へ向かいました。
石山寺は「紫式部源氏物語起筆伝説」(「石山寺縁起絵巻」)がある『源氏物語』とゆかりの深い場所です。

 

当日は、あいにくの雨で、多くの紅葉は散っていましたが、雨に濡れた紅葉のじゅうたんもまた美しいものでした。

   

 宝物館の豊浄殿では「石山寺と紫式部展」があり、今回の目的のひとつ。展示品は、「源氏物語図屏風」(江戸時代)、「源氏小鏡」(室町時代)、「白描源氏物語絵巻」(室町時代)、「源氏かるた」(江戸時代)、「源氏物語図貝桶」(江戸時代)、「伝式部料古硯」など見ごたえ十分。
 学生は、研究報告で自分が担当した巻や場面を見つけ、描かれ方の差異を実見していました。

   

※源氏ゼミでは、徹底的に調べ、議論を交わし、考察を深めたのち、フィールドワークを実施することでの実学をめざした学びを実践しています。


⇒「感じる『源氏物語』の世界」では、紫式部が見た琵琶湖について
 動画の中で紹介しています。ぜひご視聴ください。