教育の可視化

教育の可視化

GPAについて

 本学では、あらゆる角度から授業の成績を確認し、教育改善に役立てています。
 学期GPA、累計GPA、科目GPAについて解説しています。

GPAとは

 GPA制度は、 Grade Point Average 制度の略です。
 本学の成績のGPは、S が 4 、A が 3 、B が 2 、C が 1 、D が 0 です。
 本学の成績評価の詳細については、こちらから閲覧できます。

 累計GPAや学期GPAの計算例は、下記の通りです。
 下記の例のように、評価(S,A,B,C,D)の数と履修科目数が同じでも、履修科目に設定されている単位数によってGPAが人それぞれ異なることもあります。

 ■Aさんの成績
科目名単位数評価GP単位数 × GP
○○Ⅰ
2
B
2
4
○○Ⅱ
2
S
4
8
△△Ⅰ
1
S
4
4

 ■Aさんの累計GPA
 計算式:{(単位数×GP)の合計}÷(単位数の合計)
 (4+8+4)÷(2+2+1) =3.2

 ■Bさんの成績
科目名単位数評価GP単位数 × GP
○○Ⅰ
2
S
4
8
○○Ⅱ
2
S
4
8
△△Ⅰ
1
B
2
2

 ■Bさんの累計GPA
 計算式:{(単位数×GP)の合計}÷(単位数の合計)
 (8+8+2)÷(2+2+1) =3.6

累計GPA

解説

 累計GPAとは、算出時点までに履修したすべての授業科目における成績のGPAです。

 ■計算式
 {( 在学期間に評価を受けた科目のGP × 当該科目の単位数 ) の合計}÷(在学期間に評価を受けた科目の単位数の合計)

 ■Cさんの成績
科目名単位数評価GP
○○Ⅰ
2
S
4
○○Ⅱ
2
S
4
△△Ⅰ
1
A
3
△△Ⅱ
2
A
3
□□Ⅰ
2
B
2
□□Ⅱ
2
B
2
××Ⅰ
2
C
1
××Ⅱ
2
D
0


 ■Cさんの累計GPA
 科目の数が多いと、AさんやBさんの例のように、一科目ずつ計算する方法は大変です。
 そこで、学生自身で簡単に計算する場合は、まず単位数とGPが同じものを分類してそれらの数を数えます。そして、下記のように計算します。このとき、GP0 (D評価で単位認定不可) の科目の数も計算に含みます。
 なお、下記のCさんの累計GPAの計算方法についても、AさんやBさんのGPAの計算方法と意味としては同じことです。
単位数やGPによる分類とその科目数合計(単位数 × GP × 該当科目数)合計(単位数)累計GPA
単位数が2、GP4 (S評価) の科目は、2つです。2×4×2=16合計35
(16+3+6+8+2+0)
合計11
(2+1+2+2+2+2)
累計GPA 3.18
(35÷11)
単位数が1、GP3 (A評価) の科目は、1つです。1×3×1=3
単位数が2、GP3 (A評価) の科目は、1つです。2×3×1=6
単位数が2、GP2 (B評価) の科目は、2つです。2×2×2=8
単位数が2、GP1 (C評価) の科目は、1つです。2×1×1=2
単位数が2、GP0 (D評価) の科目は、1つです。2×0×1=0


本学での確認方法

 累計GPAは、個人別に毎学期算出しています。入学から卒業までの期間の累計GPAは、入試の妥当性の検証などにも用いています。
 また、2019年度卒業学年より、学位授与の際に、学位授与の補足資料であるディプロマサプリメントに当該学生の入学から卒業までの累計GPAを記載します。

学期GPA

解説

 学期GPAとは、それぞれの学期に履修したすべての授業科目における成績のGPAです。
 高等教育の修学支援新制度(いわゆる高等教育の無償化)にも活用します。所属する学科・学年の中で、2学期連続で下位1/4に属した場合、修学支援新制度を受けている学生のその支援は打ち切りになります。

 ■計算式
 {( 当該学期に評価を受けた科目のGP × 当該科目の単位数 ) の合計}÷(当該学期に評価を受けた科目の単位数の合計)

本学での確認方法

 2019年度春学期より、全学科・学年において学期GPAの分布表を作成・公開しています。
 詳細は、こちらより閲覧可能です。

年間GPA

解説

 年度GPAとは、それぞれの年度に履修したすべての授業科目における成績のGPAです。
 子ども学科では、実習の履修判定会議に学期GPAや年度GPAが活用されます。

 ■計算式
 {( 当該年度に評価を受けた科目のGP × 当該科目の単位数 ) の合計}÷(当該年度に評価を受けた科目の単位数の合計)

科目GPA

解説

 科目GPAとは、累計GPAや学期GPAとは種類が異なります。それぞれの科目における履修者全員のGPの平均値を指すものです。

 ■計算式
 {( 当該科目の各評価のGP × 当該科目の各評価を受けた人数 ) の合計}÷(当該科目の全履修者数)
 
 実際に本学のGPで計算した場合の例は、下記の通りです。
 履修者の多くが高い成績を獲得すればするほど、科目GPAも高くなります。
科目履修者数S (GP 4)A (GP 3)B (GP 2)C (GP 1)D (GP 0)科目GPA
○○Ⅰ
10
2
3
4
1
0
2.6
○○Ⅱ
10
1
1
5
2
1
1.9

本学での確認方法

 2019年度春学期より、全学科・学年において科目GPAの分布表を作成・公開しています。
 詳細は、こちらより閲覧可能です。