教学IRの位置づけ
2019年度より、従来の「IR係」を「教学IR係」に変更して、教育改善のためのIR活動を強化しています。
また、教学IR係が属する改革支援部の部長を副学長とすることで、学長ガバナンスの下でIRをおこなっています。

アセスメントテスト・学修行動調査
本学では、アセスメントテストとしてPROGを導入しています。入学直後と卒業前に受験することで、本学在学中の客観的な伸長度合いを測定しています。
また、その際に学修行動調査として、1週間当たりの学修時間、大学への満足度、成長実感なども調査しています。
学修成果の査定(課程レベル)
卒業した学年について、学科ごとに学修成果を査定しています。
GPA、PROGテスト結果、実習評価、検定合格状況などから中間査定をおこないます。また、卒業後半年程度経過した頃に実施している就業先へのアンケート結果を用いて最終査定とし、この結果を踏まえて次年度の教育活動の改善点を検討しています。
学修成果の査定(科目レベル)
授業ごとに評価された成績結果と、授業アンケートにより学生が回答したその授業への理解度をもとに、授業を査定しています。
その査定結果をもとに、各授業担当者が授業改善方法を検討し、次年度のシラバス作成に役立てます。
入試の妥当性の検証(入学時点)
高校在学時の評定平均、入学後に調査する学修時間や希望する進路状況などから、入試区分ごとに入試が妥当におこなわれているかを確認しています。
結果は、対象学年の入学後の指導に活用したり、次年度の入試を検討する材料としています。
入試の妥当性の検証(卒業後)
入試が妥当に行われているか確認するためには、入学時点の情報からだけでは不十分な可能性も考えられます。
本学では、入学後から卒業までの成績、資格取得状況、離学状況など様々な観点から入試区分ごとに入試の妥当性を検証しています。
結果は、次年度の入試や教育改善点を検討する材料としています。
科目別成績分布状況
それぞれの授業において、学生につけられた成績( S , A , B , C , D )の数と割合を算出しています。
これにより、同一科目間の極端な成績の偏りがないか、当該学年の強みや弱みはどこかなどを確認しています。
一覧表は、
こちらに掲載しています。
学期GPA分布表
学科・学年別に、学生の毎学期のGPAを算出してグラフ化することで、分布を確認しています。
この結果は、高等教育の修学支援新制度(いわゆる高等教育の無償化)にも活用します。
一覧表は、
こちらに掲載しています。
アセスメントテストを活用した教育改善
学内で測定される授業の成績やアンケート結果以外に、客観的な指標の一つとしてアセスメントテストを活用しています。本学の場合は、現在PROGテストを導入しています。
PROGテストの結果をもとに、学科別の学生の強みと弱みを検討して、授業をはじめとする教育改善方法を検討しています。
学修時間を活用した教育改善
本学では、1年次と2年次に1週間当たりの平均的学修時間をアンケートで在学生に調査しています。
その他、毎学期の授業アンケートにより、授業ごとの授業外学修時間を調査しています。それぞれの授業に関する授業外学修時間の長さを調べ、その特徴から教育改善方法を検討します。
なお、授業アンケートは無記名式であり、あくまで受講者全体や学科全体の学修時間の傾向を確認しています。