メッセージ
『源氏物語』を中心に、平安時代の物語文学の研究をしています。特に、紫式部と同じ身分の中流貴族たちが「どのように語られているか」という視点からの〈読み〉に関心があります。また、古典籍の蒐集や文学散歩も日常的に行い古典世界に浸っています。
授業では、古典籍の解読に必要な「変体かな」の習熟にも力を入れ、文学作品を通して的確な情報収集力、緻密な分析力、明確な伝達力の獲得を目指して指導しています。
「情報」を正しく扱うことは、社会の中で「自分」を守ることが出来ます。「文学の学び」で自分らしさを大切に!
所属・専攻
所属:国文学科 教授
専攻分野:日本古典文学(中古文学)
担当教科
基礎力プログラムⅢ、基礎力プログラムⅣ、ボランティア、ゼミⅠ、ゼミⅡ
学歴
- 國學院大學 文学部 日本文学科 学士(文学)
- 駒澤大学大学院 人文科学研究科 国文学専攻 博士後期課程 単位取得退学 修士(国文学)
主な教育研究実績
<著書>
- 「赤染衛門と和泉式部-愛の和歌が拓く語りの磁場-」『物語的想像力が象る王朝の人びと』(辻和良編、武蔵野書院、2026年5月)
- 『源氏物語伺候者論攷』(武蔵野書院、2026年3月)
- 「「くつ」を取る左大臣/「くつ」を履かせる時方―『うつほ物語』の「くつ」と『源氏物語』の愛情表現―」『平安装束の陰影』(川村裕子・福家俊幸編、武蔵野書院、2025年12月)
- 「源氏物語石山寺起筆伝説と〈紫式部の硯〉-〈紫式部の硯〉の誕生と視覚化-」(『平安朝の物語と和歌』吉海直人編、新典社、2023年7月)
<論文>
- 「小君の手引きと光源氏-『源氏物語』における私的主従関係形成の語りを紐解く-」(『日本文学』第74巻第12号、日本文学協会、2025年12月)
- 「大河ドラマ「光る君へ」の功罪-小学国語・中学国語・高校国語「伝統的な言語文化と国語の特質」を接続させて言語感覚を高める方法-」(『滋高国研会誌』第72号、滋賀県高等教育国語教育研究会、2025年3月)
- 「小中高国語科古典単元の「たのしい」授業をめざして-「我が国の言語文化」理解に『千と千尋の神隠し』を活用した小中連携、高大接続-」(『滋賀文教短期大学紀要』滋賀文教短期大学、第27号、2025年3月)
- 「近世源氏錦絵のアイデンティティ-三枚続「源氏物語 朝皃ノ巻」の〈挑戦〉と〈読み〉-」(『物語研究』第25号、物語研究会、2025年3月)
- 「歌川国貞画「源氏物語 わかなの巻」三枚続を「読む」 ―物語の「発見」と「読み」の重層性―」(『滋賀文教短期大学紀要』第26号、滋賀文教短期大学、2024年3月)
<発表>
- 「『絵入源氏物語』の挿絵が呼び覚ます物語」 (国際会議、日本文学からの批評理論―クィア・モダリティ・アダプテーション―、於・ブルガリア、ソフィア大学、2025年8月)
- 「源氏絵のアイデンティティ-歌川国画「源氏物語 朝皃ノ巻 」の挑戦と喚起する〈読み〉-」(物語研究会、大会テーマシンポジウム「古典文学における「インターセクショナリティ(交差性)」」於・浦和コミュニティセンター、 2024年8月)
- 「『源氏物語』の視覚化された〈読み〉と物語の〈読み〉のはざま ―若菜上巻「袿姿にて立ち給へる人」の場面を読む―」(古代文学研究会大会ミニシンポジウム「物語の「読み」の可能性」於・京都市リノホテル 南隣 別館 冨士ビルディング、2023年8月)
<その他>
- 「令和2年 国語国文学界の動向〈中古散文〉「中古文学(散文)の研究動向」」(『文学・語学』第232号、全国大学国語国文学会、2021年8月)
社会活動等
- 中古文学会 委員(2025年6月~現在)
- 学校法人吉祥学園 寺西幼稚園 評議員(2025年4月~現在)
- JEUGIAカルチャーセンター 講師(西友山科、2021年7月~現在)
- 古代文学研究会 事務局運営委員(2019年9月~2021年8月、2023年9月~2025年8月)
- 大学開放講座 講師(滋賀文教短期大学、2018年5月~現在)
- 日本文学協会 委員(2017年12月~2021年12月)
- 物語研究会 事務局運営委員(2008年4月~2024年3月)
その他
上記は主な教育研究実績です。詳細は下記に掲載しています。