地元で行政職として働く
佐久間 琴子 さん
岐阜県立大垣東高等学校出身
2017年度 国文学科卒業
岐阜県庁 入庁
私は高校3年生のとき、2年間で司書資格を取得できる滋賀文教短期大学国文学科に興味を持ちました。オープンキャンパスに参加してみると、アットホームな雰囲気だったのでさらに魅力を感じました。
司書の求人は公立図書館が最も多く、1年生の頃から自宅や大学で公務員試験の対策をおこなっていました。すると次第に、役所の中で行政職(事務職)として勤務することにも魅力を感じました。地元に奉仕できる仕事に就けたことが嬉しいです。
1年生のときには、内定を得ている先輩に就職活動の体験談を聴く就職支援講座も設けられており、将来についてじっくり考える機会が得られました。
就職活動の最中には、就職支援担当職員に何度も個別に模擬面接を実施してもらい、本番で実力を発揮できました。少しでも気になることは、すぐにキャリアデザインセンターに行って相談していました。自ら行動した積み重ねにより、第一志望から内定を獲得できたと思っています。
司書課程では、利用者に必要な情報を提供するレファレンス業務を通して相手の話を聴く力や相手に分かりやすく伝える力を学ぶことができました。国文学科の授業は、本に関する知識を得るだけではありません。司書以外として就職するときにも、国文学科での学びは社会で活きるものです。
また、大学の運営補助業務も社会で役立ちます。学内褒賞型の奨学金を給付されていたことから、オープンキャンパスで高校生とその保護者に大学の説明をする活動をしていました。キャンパスを案内する係を担当したこともあり、初対面の人と話す力も身につきました。後輩にも、学生の間にしかできない経験をしてほしいです。
課外活動の経験をいかし地域のために働く
宮川 みの梨 さん
福井県立美方高等学校出身
2019年度 国文学科卒業
福井県おおい町役場 入職
高校生の時に、司書資格が取得できる大学を探す中で滋賀文教短期大学のことを知りました。オープンキャンパスに参加したところ、司書課程のミニ講義が楽しかったです。また、大学の規模が小さく学生生活や就職活動のサポートを手厚く受けられそうだと感じました。実家からは遠かったのですが、セキュリティがしっかりした学生寮があったため、家族も一人暮らしに賛成してくれて、入学しました。
授業では情報を様々な方法で探してまとめることが多かったです。2年間で積極的に調べる力がついたと思います。私は司書志望だったため、司書課程の授業に力を入れました。図書館が大切な存在であることを改めて学び、図書館サービスについて知識を深めました。
1年生の時に大学が募集していた、公立図書館でのボランティアやインターンシップに参加しました。書架整理やカウンター業務を数日間行いました。机の上でつけた知識だけではわからなかった、利用者から見えない仕事の大変さを実感しました。実際に利用者の方と直接お話しする機会もあり、コミュニケーション力が鍛えられました。
図書館での体験から公共サービスにも興味を持ちました。地域のために働く役場での仕事に魅力を感じ、公務員試験を受験しました。無事に役場の事務職として採用され、とても嬉しいです。地域の方々のことをしっかり考え、一人一人にあったサービスを提供できるようになりたいです。
公務員試験に向けては、1年生の夏から筆記試験対策を始めました。受験を決めてからはキャリアデザインセンターに何度も相談に行き、模擬面接も実施してもらいました。担任教員にも何度も作文の添削をしてもらいました。目標に向けて地道に努力を続けた結果、合格に繋がりました。社会人になってからも学び続けることを大切にしたいです。