自分に合うBtoB企業を見つけた
夏原 唯 さん
滋賀県立愛知高等学校出身
2017年度 国文学科卒業
株式会社メイコン 入社
自宅から通いやすいので、滋賀文教短期大学に入学しました。
短期大学は卒業するまで授業が多く、なかなか就職活動に集中できなかった時期もあります。
しかし、いつも目の前のことに一生懸命取り組んでいました。授業は当然のことながら、学内行事の運営をおこなう自治会、長浜市のピンクリボン活動のボランティアなど様々なことに力を注ぎました。
就職活動中は、毎日のようにキャリアデザインセンターに通っていました。履歴書の添削や模擬面接を受け、就職活動を通じて日々成長している実感がありました。
あるとき、私に適した求人があると就職支援担当職員から電話で紹介されました。滋賀文教短期大学から採用実績がある関係で、キャリアデザインセンターに求人が届いたらしいです。それが内定を得たきっかけです。
本社の採用担当者や就業先の所長と会い、会社と仕事内容の説明を聴いて、ますます「ここで働きたい」と思いました。それまでは日常生活で聞き馴染みのある取引先が消費者の企業に目を向けていましたが、このとき取引先が企業のいわゆるBtoB企業に興味を持ちました。倉庫業は、社会に欠かせないものです。私は営業事務として働きます。
後輩のみなさんも、自分に合う職場を探してほしいです。社会には、驚くほどたくさんの仕事があります。就職活動は、世の中の仕事を知るきっかけにもなります。職種と業種の両方を広い視野で見て、仕事を探してみることをおすすめします。
実践的な授業や講座によって、第一志望業界から内定
山中 いづみ さん
滋賀県立八日市高等学校出身
2018年度 国文学科卒業
株式会社ハートス 入社
私が高校生の頃に、滋賀文教短期大学の教員が高校に授業をしに来てくれました。それが高校在学中に2回あり、2名の教員の日本文学に関する授業が興味深かったので、進学先候補にしました。
そこで、オープンキャンパスに参加したところ、その日に開催されていたミニ講義もまた楽しかったです。先輩と後輩同士の仲も良さそうで、先生たちも優しかったです。他の学生や教職員と楽しく勉強に励むことができそうだと思って入学しました。
読書が好きで司書の仕事にも興味があったので、司書資格も取得しました。結果的には、図書館に就職しませんでしたが、司書課程の授業では正しい情報収集の仕方が身に付きました。また、日本文学に関する授業では、これまで読んだことのない作家の作品についても時代背景を調べたり作品内の言葉を分析したりしながら、ゼミで仲間と一緒に議論することができて、ものの見方が広がりました。
就職活動を本格的に行う前に、様々な就職支援講座を受講しました。履歴書に関する講座では、書き方やポイントを教わった後に、すべて書いてみた履歴書をキャリアデザインセンターに提出するとすべて添削して返却されました。普段の私をよく知っている職員に添削された履歴書を見て、企業にアピールすることを考え直すきっかけになりました。集団模擬面接を受ける機会もあり、企業の人事責任者を経験した方からもフィードバックをもらったことで、本番で自分の思いや経験を表現しきることができました。
高校生の頃に演劇部に所属していて、舞台照明により同じ場面も違って見えてくることから、舞台に関する仕事をしたいと思っていました。そのような思い入れのある第一志望業界で働けるので、お客様の普段の生活の活力になるようなイベントを照明で演出したいです。滋賀文教短期大学で得た考える力を社会でも活かしたいと思っています。
短大での努力と成長が自信に繋がった
片岡 理沙子 さん
滋賀県立大津商業高等学校出身
2022年度 国文学科卒業
株式会社マツヤスーパー 入社
高校の授業で近代の文学作品について学び、人物心情の描き方や、日本文化と西洋文化が入り混じる時代を投影した物語に興味を持ちました。そこから進学を考える中で、日本文学や日本文化について学びたいと思いました。また、本が好きだったため、滋賀県内で図書館司書が取得できると知り、滋賀文教短期大学の国文学科に進学しました。
私は授業を通じて作品から深く読み取る力が身についたと思います。ゼミでは、日本映画を分析して日本文化について学びました。自分で映画の主題を見つけ、組み込まれている社会問題や映画鑑賞者への訴えを考察し、日本が抱えている課題などを読み取りました。
また、授業では人前での発表が多くありました。人前で話すことには元々苦手意識がありましたが、どうしたら分かりやすくなるか、話しやすくなるかを工夫して取り組むうちに苦手意識を克服できました。
日々の努力によって自分が成長できたことは自信に繋がりました。
短大を卒業後、小売業界の仕事に就きました。在学中に「図書館インターンシップ」に参加するなど、図書館司書も目指していましたが、高校で学んだ商業の基礎が活かせる仕事にも関心がありました。どうするか悩んでいた時、キャリアデザインセンターの職員の方に話してみると一緒に考えて下さって、就職活動に前向きに取り組むことができました。また、その職員の方や国文学科の先生方とは何度も面接の練習をし、実際の面接ではあまり緊張せずに自分の思いを伝えられました。そのおかげで、合同企業説明会で出会った小売業の会社に就職できました。
現場では新たに学ぶことも多く、なかなか上手くいかないこともありますが、滋賀文教短期大学で努力したこととその成果を思い出し、少しずつできることを増やしていきたいと思っています。悩んだ時には抱え込まずに、周りに相談して心に余裕をもち、楽しく働けるようにしていきたいです。