福井県立図書館編著/講談社
2021年発行/015.2 フ
2021年発行/015.2 フ
皆さんは、司書の仕事についてどれくらいご存じでしょうか?
司書の主な仕事は、自館の方針に合った図書を選書し、受入れ、利用者が探しやすいよう配架、管理します。管理している資料を、貸し出し、返却処理をします。壊れた資料を修理することもありますね。近年はインターネットの普及により活発となったオンラインサービスも提供しています。自館にない資料を他館から借りたり、文献の複写を取り寄せる相互貸借サービスもあります。様々な資料や図書館を知ってもらうため、展示やイベントも計画し、開催します。社会で話題の図書など様々なテーマで広報紙をつくることもあります。また、利用者がよりよく図書館を利用できるよう、リテラシー教育や講座を行うこともあります。
そのような多岐にわたる仕事やサービスの中で、最も司書の経験と発想力を問われるのが、レファレンスサービスです。
これは、利用者が求める資料や情報にアクセスできるように、調査・研究のお手伝いをするサービスです。資料そのものをお渡しすることもあれば、関連機関を紹介することもあります。
そして、そんなレファレンスサービスのなかで、おそらく最も日常化しているのが、利用者の「〇〇の本どこにありますか?」という質問です。
決まった図書を探す利用者は、大抵、タイトルや著者の名前を伝えてくれます。しかし、記憶があいまいだったり、覚え間違ったりと、時には誤った情報で本を探しに来ます。司書は、そんな利用者の声を聞き取りながら、想像し、知識と照らし合わせ、蔵書を検索し、お探しの図書を見つけます。
そんなレファレンスサービスの中で出会った覚え違いのタイトルを、福井県立図書館がWeb公開していたものから厳選し、一冊の本にまとめたのが本書です。
ユニークなものから、思わず納得の覚え違いまで、様々な事例と回答が掲載されていて、眺めているだけでも楽しめます。
『100万回死んだねこ』(正しくは『100万回生きたねこ』)や、カフカの『ヘンタイ』(正しくは『変身』)など、思わずくすりと笑ってしまう事例が一杯です。なかには思い当たるタイトルがあるかもしれません…。
タイトルがあやふやだって、著者がわからなくたって、内容どころか印象的なシーンしか覚えていなくたって、気にせず気軽に司書に聞いてみてください。
本書に掲載されているとおり、司書が、全力でお探しします。
司書の主な仕事は、自館の方針に合った図書を選書し、受入れ、利用者が探しやすいよう配架、管理します。管理している資料を、貸し出し、返却処理をします。壊れた資料を修理することもありますね。近年はインターネットの普及により活発となったオンラインサービスも提供しています。自館にない資料を他館から借りたり、文献の複写を取り寄せる相互貸借サービスもあります。様々な資料や図書館を知ってもらうため、展示やイベントも計画し、開催します。社会で話題の図書など様々なテーマで広報紙をつくることもあります。また、利用者がよりよく図書館を利用できるよう、リテラシー教育や講座を行うこともあります。
そのような多岐にわたる仕事やサービスの中で、最も司書の経験と発想力を問われるのが、レファレンスサービスです。
これは、利用者が求める資料や情報にアクセスできるように、調査・研究のお手伝いをするサービスです。資料そのものをお渡しすることもあれば、関連機関を紹介することもあります。
そして、そんなレファレンスサービスのなかで、おそらく最も日常化しているのが、利用者の「〇〇の本どこにありますか?」という質問です。
決まった図書を探す利用者は、大抵、タイトルや著者の名前を伝えてくれます。しかし、記憶があいまいだったり、覚え間違ったりと、時には誤った情報で本を探しに来ます。司書は、そんな利用者の声を聞き取りながら、想像し、知識と照らし合わせ、蔵書を検索し、お探しの図書を見つけます。
そんなレファレンスサービスの中で出会った覚え違いのタイトルを、福井県立図書館がWeb公開していたものから厳選し、一冊の本にまとめたのが本書です。
ユニークなものから、思わず納得の覚え違いまで、様々な事例と回答が掲載されていて、眺めているだけでも楽しめます。
『100万回死んだねこ』(正しくは『100万回生きたねこ』)や、カフカの『ヘンタイ』(正しくは『変身』)など、思わずくすりと笑ってしまう事例が一杯です。なかには思い当たるタイトルがあるかもしれません…。
タイトルがあやふやだって、著者がわからなくたって、内容どころか印象的なシーンしか覚えていなくたって、気にせず気軽に司書に聞いてみてください。
本書に掲載されているとおり、司書が、全力でお探しします。
(へろへろ隊員 やまだ)