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【国文学科3】「ゼミ」発表はじまりました!

国文学科
国文学科教員の池田です。
花冷えだった日々も気づけば、初夏の陽気に移り、巷では目に美しい紫と白の藤が風にたなびく時季となりましたね。
藤と源氏物語は、たいへん関係が深いですが、それはまた別の機会にお話しすることとして、源氏物語ゼミでは、いよいよ学生の発表が始まりました。
発表者と司会者(次回発表者)が、その回のゼミを仕切り、ゼミ生同士の疑問から意見を交わし、知識や見識を深めていく演習形式の授業です。
 


本ゼミでは、江戸時代に出版された源氏物語の版本(はんぽん=木版摺の和本)である『源氏物語大意抄』『百人一首操庫』という梗概書3冊と現代の注釈書3冊を比較しながら、作品読解読を行っています。
  


1年生のときに、変体仮名(へんたいがな=平安時代から明治時代まで日本で使われていた仮名文字)の解読を学習しているので、その実践も兼ねています。
因みに、変体仮名を現在使用している字体に直すことを「翻刻」(ほんこく)と言います。
発表者は、資料作りにあたり、まず江戸時代の版本を翻刻する作業から始めます。

源氏物語の内容、人物関係、表現や風俗など、質問や意見を交換しながら、それぞれの考えを共有していきます。今回は、12歳の光源氏が元服する「元結」において、なぜ紫の組紐を使用するのかなど議論を交わし、有職故実の側面の理解も深めていきました。



いまだ先の見えない不安な状況が続いていますが、学生の皆さん、そしてこれから入学を考えてみる皆さん、どのような状況であっても「仲間と学ぶ」ことの楽しさを忘れずに、今を大切に先へ進んでいきましょう!

※本学も昨年度はオンライン授業でしたが、感染症対策を徹底し、本年度は大学での対面授業も始まっています。